米国農務省(USDA)の農業研究局(ARS)では、大豆を用いた粉ミルクの開発を行っている。このたびはARSにおいて、乳児の骨の発達への影響を調べるために、豚の母乳、牛乳、大豆の粉ミルク(つまり豆乳)の比較試験が行われた。
比較試験では、豚の消化器系が人に近いとされていることから、モデルとして最適である子豚が使用された。公表された試験結果によれば、豆乳を与えた子豚の骨密度が、牛乳を与えた子豚の骨密度を13%上回っていた。
大豆供与の子豚が最高の骨質を得た結果から、大豆には骨の形成を強化するBMP2(骨形成促成因子)による信号が直接影響しているのではないかとみられる。大豆に関するBMP2の影響の研究は、今回が初めて。(ASA-IM)
お豆腐ランド
トーヨー新報 より